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2012年3月18日日曜日

FreeBSD9.0を使ってみた。



FreeBSD9.0を使ってみた。

環境
Virtualbox 4.1.10
FreeBSD9.0





1. bashのインストール

# pkg_add -r bash
# cat /etc/shells

変更出来るシェルはこのshellsファイルに記述されている必要があります。
bashに変更するので、/etc/shellsに記述されているかを確かめます。

記述されていれば、
# chsh -s /usr/local/bin/bash
としてシェルを変更します。

いったんログアウトして、再度ログインします。
以下のコマンドで現在のshellを確認します。
# echo $SHELL

2. Vimのインストール

FreeBSD では初期にインストールされている vi は EX です。
このため、vim または vim-lite を導入します。

# pkg_add -r vim-lite

インストールが完了したら 雛形 vimrc_example.vimファイルをホームディレクトリへ .vimrc としてコピーします。

# cp /usr/local/share/vim/vim73/vimrc_example.vim ~/.vimrc

3. アップデート

portsnapがデフォルトでインストールされているのでそれを使用します。
初回は
# portsnap fetch
# portsnap extract
# portsnap update
次回以降は
# portsnap fetch
# portsnap update

4. sudoできるようにします

sudoのインストール
# pkg_add -r sudo
設定します。
# visudo
# %wheel ALL=(ALL) ALL
のコメントアウトを解除します。
%wheel ALL=(ALL) ALL

5. 固定ipにします

ネットワークの設定

/etc/rc.confを設定します。
# vi /etc/rc.conf
#ifconfig_em0="DHCP"
コメントアウトした下に
ifconfig_lo0="inet 127.0.0.1"
ifconfig_em0="ient 192.168.1.x net mask 255.255.255.0 broadcast 192.268.1.255"
defaultrouter="192.168.1.1"
を追記します。

resolv.confも設定します。
# vi /etc/resolv.conf
nameserver 8.8.8.8

6. Xorgのインストール

#pkg_add -r xorg 

6.1 Xorgの設定

xorgのデバイス設定ファイルを作成します。

以下のコマンドを実行して、デバイスの設定ファイルを作成します。
# Xorg -configure

xorg.conf.newファイルがログインしているユーザーのホームディレクトリ(rootなら/root/、そうでないなら/home/user_nameがデフォルト)に作成されているので、これを/etc/X11ディレクトリにxorg.confという名前でコピーします。
# cp ~/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf

X.orgの起動に必要なDAEMONがシステム起動時に起動するよう、/etc/rc.confファイルに以下を追記します。
dbus_enable="YES"
 hald_enable="YES"
 polkitd_enable="YES"

PolicyKit関連でユーザー権限を何も設定しないと、一般ユーザーでログインした際、電源を切ることもできません。
/usr/local/etc/PolicyKit/PolicyKit.confファイルを以下のように変更します。
  <match user="root">
   <return result="yes"/>
  </match>
と書いてある部分を
  <match user="root|(追加するユーザー名)">
   <return result="yes"/>
  </match>

設定終了後、再起動します。

6.2 Xの起動確認

以下のコマンドで X の起動を試み、正常に twm が起動することを確認します。
# startx
画面左側のlginウィンドウでexitすれば、コマンドラインに戻れます。



7. Gnomeのインストール

# pkg_add -r gnome2

7.1 Gnome関係の設定


手動でgnome2が起動するよう設定します。
# cp /usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
# chmod 644 ~/.xinitrc

以下の部分をコメントアウトします。
twm &
 xclock -geometry 50x50-1+1 &
 xterm -geometry 80x50+494+51 &
 xterm -geometry 80x20+494-0 &
 exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login

以下一行を追記します。
exec gnome-session

startxとコマンドを実行して、gnome2が起動することを確認します。

GnomeとGDMが仮想マシンの起動時に立ち上がるように設定します。
/etc/rc.confに以下の記載を追加します。
gdm_enable="YES"
 gnome_enable="YES"
 system_tools_backends_enable="YES"

/etc/fstabファイルを開いて、以下を追加します。
proc   /proc   procfs   rw   0   0
GDMのログイン画面が表示されたとき、ログインするユーザーを選択すると、画面下部に言語とキーボード配列を選択する欄が表示されるので、使用したい言語、キーボード配列を選択してログインします。

kern.maxfiles設定の変更
Gnomeを使うと一人ログインしただけで3000以上のファイルが開かれて、maxfilesのデフォルト設定の4000弱を簡単に突破してしまうので、maxfilesの設定を最大値の65536に変更します。
/etc/sysctl.confファイルに以下を追記します。
kern.maxfiles=65536

8 日本語環境の構築

8.1 フォントのインストール

# pkg_add -r ja-font-std
# pkg_add -r ja-font-vlgothic
# pkg_add -r ja-font-takao


8.2 scim-anthyのインストール

# pkg_add -r ja-scim-anthy

8.3 日本語環境の設定

GUIでscim-anthyが使用できるように.xinitrcに以下の部分を追記します。
export LANG="ja_JP.UTF-8"    # UTF-8を利用する場合
export XMODIFIERS=@im=SCIM   
scim -d                      
exec gnome-session

9. その他、使用したいアプリをインストールします


# pkg_add -r screen
# pkg_add -r firefox

10. 音が出るようにします

以下のコマンドを打って、メタドライバを読み込みます。
# kldload snd_driver

どのドライバを選んだか調べます。コマンドプロンプトで、以下のように打って、サウンドデバイスの状況を調べます。
# cat /dev/sndstat

sound driverの設定
# vi /boot/loader.conf
soudn_load="YES"
 snd_ich_load="YES" #virtualbox_ac97
 #snd_es137x_load="YES"

11. youtubeが見れるようにする

# pkg_add -r chromium
Google ChromeのOSS版chomiumにflash playerが同梱されているので、chomiumをインストールします。

12. virtialbox-guestadditionのインストール


12.1 virtialbox-guestadditionのインストール

# pkg_add -r virtualbox-ose-additions


12.2 virtialbox-guestadditionの設定

/etc/rc.confに以下を追記します。
vboxguest_enable="YES"
vboxservice_enable="YES"

/etc/X11/xorg.confを以下を参考に修正します。

Section "InputDevice"
        Identifier "Mouse0"
        Driver "vboxmouse"
EndSection

Section "Device"
        ### Available Driver options are:-
        ### Values: <i>: integer, <f>: float, <bool>: "True"/"False",
        ### <string>: "String", <freq>: "<f> Hz/kHz/MHz"
        ### [arg]: arg optional
        Identifier "Card0"
        Driver "vboxvideo"
        VendorName "InnoTek Systemberatung GmbH"
        BoardName "VirtualBox Graphics Adapter"
        BusID "PCI:0:2:0"
EndSection

13.セキュリティアップデートの実施

一通りの設定が終わったら、X を起動させる前にセキュリティアップデートします。

# freebsd-update fetch
# fteebsd-update install






1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この記事のおかげでようやく日本語表示と入力ができました!!
ありがとうございました!

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