FreeBSD9.0を使ってみた。
環境
Virtualbox 4.1.10
FreeBSD9.0
1. bashのインストール
# pkg_add -r bash# cat /etc/shells
変更出来るシェルはこのshellsファイルに記述されている必要があります。
bashに変更するので、/etc/shellsに記述されているかを確かめます。
記述されていれば、
# chsh -s /usr/local/bin/bash
としてシェルを変更します。
いったんログアウトして、再度ログインします。
以下のコマンドで現在のshellを確認します。
# echo $SHELL
2. Vimのインストール
FreeBSD では初期にインストールされている vi は EX です。このため、vim または vim-lite を導入します。
# pkg_add -r vim-lite
インストールが完了したら 雛形 vimrc_example.vimファイルをホームディレクトリへ .vimrc としてコピーします。
# cp /usr/local/share/vim/vim73/vimrc_example.vim ~/.vimrc
3. アップデート
portsnapがデフォルトでインストールされているのでそれを使用します。初回は
# portsnap fetch
# portsnap extract
# portsnap update
次回以降は
# portsnap fetch
# portsnap update
4. sudoできるようにします
sudoのインストール# pkg_add -r sudo
設定します。
# visudo
# %wheel ALL=(ALL) ALL
%wheel ALL=(ALL) ALL
5. 固定ipにします
ネットワークの設定/etc/rc.confを設定します。
# vi /etc/rc.conf
#ifconfig_em0="DHCP"
コメントアウトした下に
ifconfig_lo0="inet 127.0.0.1" ifconfig_em0="ient 192.168.1.x net mask 255.255.255.0 broadcast 192.268.1.255" defaultrouter="192.168.1.1"
resolv.confも設定します。
# vi /etc/resolv.conf
nameserver 8.8.8.8
6. Xorgのインストール
#pkg_add -r xorg6.1 Xorgの設定
xorgのデバイス設定ファイルを作成します。以下のコマンドを実行して、デバイスの設定ファイルを作成します。
# Xorg -configure
xorg.conf.newファイルがログインしているユーザーのホームディレクトリ(rootなら/root/、そうでないなら/home/user_nameがデフォルト)に作成されているので、これを/etc/X11ディレクトリにxorg.confという名前でコピーします。
# cp ~/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
X.orgの起動に必要なDAEMONがシステム起動時に起動するよう、/etc/rc.confファイルに以下を追記します。
dbus_enable="YES" hald_enable="YES" polkitd_enable="YES"
PolicyKit関連でユーザー権限を何も設定しないと、一般ユーザーでログインした際、電源を切ることもできません。
/usr/local/etc/PolicyKit/PolicyKit.confファイルを以下のように変更します。
<match user="root"> <return result="yes"/> </match>
<match user="root|(追加するユーザー名)"> <return result="yes"/> </match>
設定終了後、再起動します。
6.2 Xの起動確認
以下のコマンドで X の起動を試み、正常に twm が起動することを確認します。# startx
画面左側のlginウィンドウでexitすれば、コマンドラインに戻れます。
7. Gnomeのインストール
# pkg_add -r gnome27.1 Gnome関係の設定
手動でgnome2が起動するよう設定します。
# cp /usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
# chmod 644 ~/.xinitrc
以下の部分をコメントアウトします。
twm & xclock -geometry 50x50-1+1 & xterm -geometry 80x50+494+51 & xterm -geometry 80x20+494-0 & exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
以下一行を追記します。
exec gnome-session
startxとコマンドを実行して、gnome2が起動することを確認します。
GnomeとGDMが仮想マシンの起動時に立ち上がるように設定します。
/etc/rc.confに以下の記載を追加します。
gdm_enable="YES" gnome_enable="YES" system_tools_backends_enable="YES"
/etc/fstabファイルを開いて、以下を追加します。
proc /proc procfs rw 0 0
kern.maxfiles設定の変更
Gnomeを使うと一人ログインしただけで3000以上のファイルが開かれて、maxfilesのデフォルト設定の4000弱を簡単に突破してしまうので、maxfilesの設定を最大値の65536に変更します。
/etc/sysctl.confファイルに以下を追記します。
kern.maxfiles=65536
8 日本語環境の構築
8.1 フォントのインストール
# pkg_add -r ja-font-std# pkg_add -r ja-font-vlgothic
# pkg_add -r ja-font-takao
8.2 scim-anthyのインストール
# pkg_add -r ja-scim-anthy8.3 日本語環境の設定
GUIでscim-anthyが使用できるように.xinitrcに以下の部分を追記します。export LANG="ja_JP.UTF-8" # UTF-8を利用する場合 export XMODIFIERS=@im=SCIM scim -d exec gnome-session
9. その他、使用したいアプリをインストールします
# pkg_add -r screen
# pkg_add -r firefox
10. 音が出るようにします
以下のコマンドを打って、メタドライバを読み込みます。# kldload snd_driver
どのドライバを選んだか調べます。コマンドプロンプトで、以下のように打って、サウンドデバイスの状況を調べます。
# cat /dev/sndstat
sound driverの設定
# vi /boot/loader.conf
soudn_load="YES" snd_ich_load="YES" #virtualbox_ac97 #snd_es137x_load="YES"
11. youtubeが見れるようにする
# pkg_add -r chromiumGoogle ChromeのOSS版chomiumにflash playerが同梱されているので、chomiumをインストールします。
12. virtialbox-guestadditionのインストール
12.1 virtialbox-guestadditionのインストール
# pkg_add -r virtualbox-ose-additions12.2 virtialbox-guestadditionの設定
/etc/rc.confに以下を追記します。vboxguest_enable="YES" vboxservice_enable="YES"
/etc/X11/xorg.confを以下を参考に修正します。
Section "InputDevice" Identifier "Mouse0" Driver "vboxmouse" EndSection Section "Device" ### Available Driver options are:- ### Values: <i>: integer, <f>: float, <bool>: "True"/"False", ### <string>: "String", <freq>: "<f> Hz/kHz/MHz" ### [arg]: arg optional Identifier "Card0" Driver "vboxvideo" VendorName "InnoTek Systemberatung GmbH" BoardName "VirtualBox Graphics Adapter" BusID "PCI:0:2:0" EndSection
13.セキュリティアップデートの実施
一通りの設定が終わったら、X を起動させる前にセキュリティアップデートします。# freebsd-update fetch
# fteebsd-update install
1 件のコメント:
この記事のおかげでようやく日本語表示と入力ができました!!
ありがとうございました!
コメントを投稿